ソフトウェアテストの種類まとめ|まずは“機能テスト”から始めよう

1. ソフトウェアテストとは?種類の全体像
ソフトウェアテストは、開発したシステムやアプリが正しく動作し、期待通りの結果を出すかを確認するプロセスです。
代表的なテストには以下のような種類があります。
・機能テスト(Functional Testing)
・統合テスト(Integration Testing)
・システムテスト(System Testing)
・性能テスト(Performance Testing)
・回帰テスト(Regression Testing)
・セキュリティテスト(Security Testing) など
中でも機能テストは、最も基本的かつ重要なテストとして位置づけられています。
2. 機能テストとは何か
機能テストは、仕様書や要件定義書に基づいて、機能が正しく実装されているかを確認するテストです。
たとえば以下のような内容を検証します。
・ユーザーがログインできるか
・ボタンを押したときに正しい処理が行われるか
・不正な入力に対してエラーメッセージが表示されるか
基本的には、「期待する動作」と「実際の動作」の一致を確認するのが目的です。
3. 機能テストと他のテストの違い
4. 機能テストの進め方とポイント
機能テストを効果的に行うには、以下のポイントが重要です。
・テストケースの明確化
ユースケースに基づき、正常系・異常系のケースを洗い出す。
・入力値と期待結果の明示
曖昧な期待結果はテストの精度を下げる。
・ツールの活用
単純な繰り返しは自動テストに任せて、手動テストとの併用で効率化。
・テストの優先順位付け
ユーザー影響の大きい機能から優先的に実施する。
5. 機能テスト不足による失敗例と対処法
失敗例:
ある業務アプリにおいて、ログイン機能だけをテストし、パスワード再設定や認証エラーなどは省略された。その結果、本番運用後に特定条件でログインができなくなるバグが発生し、業務が一時停止する事態に。
原因:
・異常系(例外処理)のテストが抜けていた
・ユーザー行動の多様性を考慮していなかった
対処法:
・異常系ケースを初期段階で必ず洗い出す
・想定外の入力や操作もカバーしたテストケースを用意する
・テストレビューをチームで実施し、漏れを防ぐ
6. なぜ“まず機能テスト”なのか
機能テストは「その機能が使えるかどうか」を確認するための基本中の基本です。
この段階でバグを発見できれば、修正コストも小さく済みます。逆に、機能テストを飛ばして上位テストだけ行うと、問題の根本原因がわからなくなるケースが多発します。
機能テストをしっかり行うことで、統合テストやシステムテストの品質も底上げされ、結果として納品後の不具合も激減します。
「ちゃんと動くかどうか」を確認する機能テストは、すべてのテスト活動の土台です。この段階での丁寧な検証が、その後の品質と開発効率を大きく左右します。テスト種類が多様化する中でも、機能テストをおろそかにしては本末転倒。仕様に基づいた確実な動作確認からスタートし、品質の高い製品づくりを目指していきましょう。機能テストは単なる確認作業ではなく、プロダクトへの信頼を築く第一歩なのです。
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