【失敗しないオフサイト運営】チームビルディングのよくある落とし穴と成功のコツとは?

1. オフサイトとは?目的と効果を正しく理解する
オフサイトとは?
「オフサイト(Offsite)」とは、日常業務の場(オンサイト)から離れた場所・状況で行う、非日常の対話・協働の機会を指します。物理的な会議室での合宿型だけでなく、オンラインでの実施も広義のオフサイトに含まれます。
主な目的
・チーム内の関係性改善・信頼構築(チームビルディング)
・抱えている課題の洗い出しと共通認識化
・今後のビジョン・目標の共有と再設定
・フィードバックや感情の言語化
・改善アクションの合意形成
2. オフサイトチーム運営でよくある失敗
・目的が曖昧なまま開催してしまう
「周囲がやってるから」「なんとなく気分転換に良さそう」と、目的を明確にせず始めるのは大きな失敗の元です。
結果として内容が散漫になり、参加者から「何のための会だったの?」という声が上がってしまいます。
▶ 対策:開始前に“この場で何を得たいか”を明文化・共有しましょう。
・対話が浅く、本音が出ない
上司が同席していたり、評価が気になる場では、建前の意見しか出てこないことがあります。
とくに日本や東アジア文化では「波風を立てたくない」と考えるメンバーが多く、深い対話にならないまま終了するケースが多いです。
▶ 対策:心理的安全性を確保する仕掛け(例:アイスブレイク、ルール設定、匿名投稿など)を事前に設計しましょう。
・オンラインでの実施を軽視する
「やっぱりリアルじゃないと意味がない」という思い込みは危険です。
オンラインでも、設計・ツール・進行がしっかりしていれば、集中度が高く、時間効率の良いオフサイトが可能です。
▶ 対策:Zoom × Miro や Gather × Google Docs など、参加体験を高めるツールの活用と時間配分がポイントです。
・その場で終わって現場に活きない
オフサイトでせっかく出た意見やアイディアが、現場に戻った瞬間に忘れ去られるケースも少なくありません。
「いい話だった」で終わってしまい、アクションや変化につながらないことが多いです。
▶ 対策:終了前にアクションプランを言語化し、“誰が・いつまでに・何をするか”を共有しましょう。次回のチェックインも有効です。
3. オフサイトを成功させるための具体的対策
明確な目的とゴールの設定
「チーム内の信頼関係を強めたい」「ビジョンを言語化したい」など、テーマとゴールを冒頭に全体で共有しましょう。できればKGI/KPIのような定量目標も入れると、ビジネスとの連携感が増します。
心理的安全性の設計
意見が言いやすい空気は、構造でつくれます。以下の仕掛けが有効です。
・NGワード禁止(例:「前も言ったけど」「それは無理だよ」など)
・発言の順番をランダムに
・タイムボックス制で短く回す
・「付箋に書いてから読む」形式で平等化
プロのファシリテーター導入
中立的な進行役が入ることで、議論の質と深さが格段に上がります。利害関係が絡まない立場からの問いかけや整理は、リーダーではできない役割です。
社内にいない場合は、外部の組織開発コンサルタントに依頼するのも効果的です。
終了後のアクション管理
「明日から何をやるか」を明確にすることで、現場での変化が生まれます。
以下のような形式が有効です。
・ToDo形式のアクションリスト
・SlackやNotionでの共有・管理
・月次での進捗確認・リフレクション
オフサイトは、ただの「集まり」や「イベント」ではなく、チームを一段階成長させるための戦略的な手段です。目的の明確化、心理的安全性の確保、プロのファシリテーション、アクションへの落とし込みといった工夫を取り入れることで、表面的な話し合いから脱却し、実効性のある対話と行動につなげることができます。形式にとらわれず、チームの現状と未来に向き合う「本質的な場」としてオフサイトを活用していく視点が、これからのチーム運営において大きな鍵となるでしょう。
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