【初心者向け】WebアプリJavaにおけるセキュリティの基本

1. 主な脆弱性とは?
Javaで作ったアプリでも、例えばSQLインジェクションやXSS(クロスサイトスクリプティング)、CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)が狙われることがあります。たとえば、「admin' --」をユーザー名に入力されると、パスワードチェックをすり抜けて管理者ログインできちゃう…みたいな仕組みです。これはPreparedStatementで防げるんですね。
2.入力検証・出力エスケープの基本テクニック
ユーザーからの入力値をそのまま信じて使うと、「SQLインジェクション」や「XSS(クロスサイトスクリプティング)」といった定番の攻撃を受けやすくなります。
対策ポイント
入力時はバリデーション必須!
・Spring Bootなら @Valid + @NotNull や正規表現で形式をチェック
出力時はエスケープ処理を徹底!
・HTML出力:th:text(Thymeleaf)や HtmlUtils.htmlEscape()
・JSON出力:Jacksonなどで自動エスケープが効くように設定
3.認証・セッション管理の強化ポイント
ユーザー管理の落とし穴に注意!
「認証通ってれば大丈夫でしょ」は危険です。セッションの固定化やトークンの漏洩を防ぐ設計が大事です。
対策ポイント
Spring Securityの導入
・パスワードは必ず BCrypt でハッシュ化
・ログイン後のセッションIDを再発行
・セッションタイムアウトを設定(例:15分)
JWTやOAuth2の活用
4.HTTPS・セキュリティヘッダーで通信を強固に
通信内容を盗まれないためにも、TLS(HTTPS)の適用はマスト。その上で、HTTPヘッダーの設定でさらに守りを固めましょう。
推奨ヘッダー設定
・Strict-Transport-Security(HSTS)
常にHTTPSでアクセスさせる
・Content-Security-Policy(CSP)
外部スクリプトの読み込みを制限
・X-Frame-Options
クリックジャッキング防止
・X-Content-Type-Options
MIMEタイプの誤認識防止
5. ライブラリ更新と依存関係の監視
使っているOSSライブラリが古くなると、既知の脆弱性に晒されることになります。
実践方法
・定期的に mvn dependency:tree や Gradle dependencies で確認
・Snyk や OWASP Dependency-Check を導入 : 自動で脆弱性をスキャン&通知
・本番ビルド前に脆弱性チェックをCIに組み込む
6.ログ・エラーハンドリングの注意点
開発中は便利なログ出力も、本番環境では攻撃者にヒントを与える原因になります。
安全なログ設計
・スタックトレースをそのまま出力しない(例外メッセージは制限する)
・ログインID、パスワードなどの個人情報は絶対にログに出さない
・不正アクセス・異常挙動のログはレベル分けして保管
セキュリティは、一夜で習得するものではありません。でも「SQL脆弱性を防ぐ」「出力を正しくエスケープ」「認証を強化」「通信を暗号化」…こうした小さな工夫を積み重ねるだけで、あなたのJavaアプリは格段に安全になります。最新の脅威に敏感でありながら、堅実に対策を続けることが、長く信頼されるシステムを作る鍵です。今日から、少しずつ実践していきましょう!
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